hyoutau’s blog

エニアグラム/ドン・リチャード・リソ 助言/中嶋真澄 対人関係

エニアグラムの細分化ウイング・トライタイプと単純化と

『新版 エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』第五章ダイナミズムとヴァリエーション 101頁“ウイングをもたない純粋なタイプというのはありません。両方のウイングをもつ場合もありますが、大半の人は、おもなウィングをひとつもっています〜このおもなウィングということを考慮に入れると〜独特の下位(サブ)タイプができます〜異なるウィングによるこれら二つの下位タイプは、きわめて異なる雰囲気をもっています”

 

『性格のタイプ 自己発見のためのエニアグラム 増補改訂版』第13章上級者のための指針 546頁“ある人が基本タイプに対して高い割合でウイングを持つとすれば、その人は「重い」ウイングを持つと言うことができる” 547頁“基本タイプに対して重い、中程度、軽いの割合でウイングを持つことを視野に加えれば、五十四の副次タイプを”

 

ということらしい。私自身は自分がタイプ4ウイング5であることについて疑問を持った記憶が余りないのであるが改めて考えてみると何でも調べていつまでも考えるところからこの区分に当てはめれば「重い」ウイングを持っているということになるであろう。このサブタイプ(副次タイプ・下位タイプ)とは例えば同じタイプ4でもその在り方にかなりの幅がありそれを同じタイプとすることが適切なのかという事態への対応かと思われる。そこで九つの基本タイプという線は維持しつつもより細かな区分を設けて行くわけである。しかしそもそも個々の人々は各々がそれぞれ異なる一人一人の人達なのでありまたその個々人も時々刻々変わって行くものであることを思えばそのような対処方法には限界もあるのではなかろうか。細分化するよりも単純化する方がより有効性が増す場面もでてくるのでは。例えばある人の性格タイプを判別する時 は区分が少ない方が容易であろう。また私にはトライタイプ(“その数合わせて27×6で162タイプ!嫌になりますね!”)などは、もちろん利点も出てくるのではあろうが、とても使いこなせそうにない。そこで私は区分を五十四、27、162に増やすどころか九つのから三つ「存在」「人」「観念」へ減らしてみた。