hyoutau’s blog

エニアグラム/ドン・リチャード・リソ 助言/中嶋真澄 対人関係

人間の性格とは

存在として人は観念を抱き

存在的・人的・観念的役割を人々は分業して受持ち

人類全体として一つの体系的存在である

 

その体系をエニアグラムの各々の性格タイプがどう担っているか

存在的人(タイプ3、タイプ8、タイプ7)

人的人(タイプ6、タイプ2、タイプ1)

観念的人(タイプ9、タイプ5、タイプ4)

と人は大きく3種に分けることができ

タイプ3、タイプ6、タイプ9が「存在」「人」「観念」のそれぞれの原型

 

先ず第一に

タイプ3「存在」的人として最も根源的でシンプルゆえに最も強い性格タイプであり

タイプ8「存在」が第一でそれを起点にして「観念」をその手段として第二に使う

タイプ7「存在」第一「人」第二で次のレイヤーに受け渡し

 

タイプ6「人」の原型を経て

タイプ2「人」第一「存在」第二 

タイプ1「人」第一「観念」第二で

 

タイプ9「観念」のレイヤーの原型を経て

タイプ5「観念」第一「人」第二

タイプ4「観念」第一「存在」第二で一周して

タイプ3「存在」に戻るという螺旋構造を考えることができる

 

3「存在」

8「存在」「観念」

7「存在」「人」

 

6    「人」

2「存在」「人」

1    「人」「観念」

 

9       「観念」

5    「人」「観念」

4「存在」   「観念」

3「存在」

 

このように私はエニアグラムをそのままの形で理解しているわけではなくて存在全体の体系を考えそのモデルを媒介にして受容しているのである

 

 

補遺 20240309(土)
精神分析学やエニアグラムに於て私の「存在」「人」「観念」の区分がどう位置づけられているか

 

Karen Horney カレン・ホーナイ
16 September 1885 – 4 December 1952 aged 67

German psychoanalyst ドイツ人精神分析学者


coping strategies 対処戦略
Moving Against People (Aggression)
Moving Toward People (Compliance)
Moving Away from People (Withdrawal)

 

Social Style The Hornevian Groups 社会的スタイル ホーナイによる分類
Against 自己主張的 自己主張型 主張型 387
Toward 協調的 従順型 621
Away 遊離的 遊離型 後退型 954

 

参照)
ドン・リチャード・リソ『新版 エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』92頁
〈第二部エニアグラムの基礎構造〉
〈第四章三つの要素〉
〈社会的スタイルによる三分類〉


エニアグラムについて 日本エニアグラム学会
〈「社会的スタイル」の三つ組み〉

 

中嶋真澄『エニアグラム 性格と本質』60頁
〈第3章自分のタイプを見つける 誰もが把握しやすい性格の違いについて〉
〈対人態度から見た性格の違い〉

 

性格タイプのこの三様は人の性格を意識し始めた時に多分誰でも気付くであろう極めて見え易い事柄でこの様な現象が現にあると云うことはまず間違いない。私とホーナイやリソとの違いはそれをどう位置付けるかで私は一元論的有機体論的に総体の分化・人類全体の分業と捉えた訳である。

 

「主張」「協調」「遊離」は現象であってそれらが何であるのか何故そうなるのかに答えていない。存在に直接働きかける経済学的方法、人々がどうしたら良いのかと云う社会的方法、観念に於てシミュレーションを行う理論的方法という三様のアプローチを人々は実践していて勿論それらは実は一体で例えば存在的経済的物理的対処が人々の在り方や観念と何の関係もないなどと云うことは有り得ずそれは人々が「存在」「人」「観念」のどの面に第一に注力する傾向があるかと云うことなのである。

 

タイプ4ウイング5である私からすると私は「遊離」や「後退」をしているのではなくて一生懸命調べたり考えたりしているのである。その時に総体を捉えようとする。観念の中に全てが再現されてそれが調和の取れた完成体になれば「存在」や「人」に働きかけることも出来ようまた何よりもその「観念」を表明してみようとなる。それまでが「遊離」や「後退」と云う風に現象しているだけのことなのである。