1、真に必要なものは何か。それが答えだ。往々にして争いは本当は必要でもないことで起こっているものだから。
2、本当に親切な人には全てのお礼を断っても十分すぎるほどの見返りがある。そのような人は皆に求められ尊重されるので。
3、良くない気持ちは隠すことはできない。皆を好きでいたい皆と一緒にいたいという願いが惹起する不満(つまりは皆が自分の思い通りになることなど有り得ないということ)はその願望の逆の結果をもたらす。
4、恩着せがましいと良いことをしてあげても逆に嫌われてしまう。
5、いつもいつまでも人になにかをしてあげて歓心を買うようなことはやめて人が自分でできるようにしてあげるべき。
6、新しい人と親しくなるのは大いに心そそられることだがそのための活動が過ぎて身近な人を蔑ろにするようではいけない。
7、誰かの人生の中に自分の役割があることはそれ自体が有り難いこと。誰にも必要とされないことは寂しいことだ。自分はこんなにしてあげているのになどと思うのは間違い。
8、人を独占するような愛は真の愛ではない。愛は唯一の尽きることのないもの。愛を注いだ人が自分以外の人のところに行ったとしてもその人に注いだだけの愛が目減りしてしまうようなことはない。
9、良いことをしたとしてもそこには自分の都合が混ざりがちなものでそれを立派な建前で隠したりしないことだ。最終的にはそんな建前で人々は判断などしない。可能な限り動機を純粋なものにした方が良い。
10、人々をあるがままで愛し尊重することができる人は類い稀な素晴らしい人でそのような人こそが全ての人に愛されるのだ。