hyoutau’s blog

エニアグラム/ドン・リチャード・リソ 助言/中嶋真澄 対人関係

中嶋真澄『9つの性格タイプ45通りの対人関係』

1999年 中嶋真澄『9つの性格タイプ45通りの対人関係―エニアグラムのタイプ別全通り組合せ相性がすぐ分かる』メタモル出版

〈STEP5 タイプ別45通りの付き合い方辞典〉

 

を参考にエニアグラムへの入口を作ってみようと各性格タイプのペアごとの対人関係相性付き合い方をweb上でも参照し易いよう可能な限り簡潔に書いてみた。私自身の経験や今現在の持てる力を尽くしはしたが、著作権を尊重すべきことも考慮し、参照元とは別物になっているので当たっていないかもしれない。その責任は全て私にありエニアグラムや中嶋真澄氏にはない。『9つの性格タイプ45通りの対人関係』はエニアグラムの全タイプ全組み合わせの対人関係を網羅した実用性の高い優れものだ。20年以上前に出た本だが実際の対人関係に応用する時にその古さが決定的に問題になるとは私には思えない。一対一ではなく集団としての相関関係までは主要テーマになっていないがエニアグラムはそもそも集団ではなく個人に焦点を当てているからだろう。残念ながら、そしてそれがこれを私がweb上にアップした理由の一つでもあるのだが、2021年11月現在品切れで再版の見込みもなさそうで、それでももしこの記事を契機に興味を持たれたのならば、古本を入手してみる価値は十分あるだろう。総論部分は最低限にしてこの本の強み特徴である「タイプ別45通りの付き合い方辞典」中心のアップデート版が新たに出版されることを強く望みたい。

 

なお『性格タイプの分析』のドン・リチャード・リソ氏は2012年に66歳で亡くなったが、中嶋真澄氏は、そのリソ氏に直接学びトレーニングを受けられた方で『ココロの本音がよくわかる魔法の心理テスト』からはじまる『魔法の心理テスト』シリーズ等の数々のベストセラー、私はテレビを見ないので気づかなかったがTV出演も多数、実はそれだけではなく様々な心理テストをテレビ・雑誌・web等のメディアで作成等々、全日本国民がなんらかの形で出会ったことがあるかもしれない現役のパーソナリティ研究のエキスパートで『9つの性格タイプ45通りの対人関係』はその膨大な仕事のほんの一例に過ぎない。そして最新刊『エニアグラム 性格と本質』 ならばもちろん新本で入手可能だ。

 

主宰されている

  合同会社パーソナリティ研究所 

【性格心理ドットコム】

は大体個人向けの窓口のようで、本格的な

seikaku-shinri.com

や、毎月2回開催の「エニアグラムサロン」、オリジナルのカードを使った「エニアグラムカード・リーデング練習会」

seikaku-shinri.com

などを主にオンラインにて開催され、エニアグラムのビジネス活用については株式会社プロサポート代表取締役吉野賢氏との提携で、主に中小企業経営者・管理職者を対象にしたセミナー・個人セッションが

seikaku-shinri.com

またエニアグラム性格診断ほか、診断コンテンツ等制作監修などの企業向けニーズには

majika-nakajima.com

で対応されているようだ、その他にも

まじかなかじま🔄中嶋真澄 @majikanakajimaツイッター

中嶋 真澄 @nakajimamasumi(インスタグラム)

https://www.facebook.com/nakajimamasumi2024/フェイスブックwww.youtube.com

stand.fm

 

私は本を読む人間なのでその面が中心の紹介にはなったが、パーソナリティ方面のそれぞれの方々の目的や分野のニーズに対して、確かな経験と実績を積まれた中嶋真澄氏は必ず頼りになるに違いない。

 

 

付記

対人関係相性付き合い方でのエニアグラム性格タイプの呼び名を著者の近著に合わせて変更

 

2023年11月13日刊 中嶋真澄『エニアグラム 性格と本質』英智
〈第2章性格の類型と性格類型論としてのエニアグラム 性格とは何か〉
エニアグラムの性格類型〉
〈9つのタイプは図の上に配置される〉

43頁“それぞれのタイプの特徴を表す呼び名が付けられています。その呼び名にはいろいろあるのですが、本書ではなるべくニュートラルな表現になるよう、次のようなネーミングに統一〜あるタイプにはこういう才能があるとか、こういう職業の人が多いといった印象を与えたくない”

 

同じ第2章の

〈9つのタイプとその特徴について〉

各性格タイプの項目にはさらにこの著書の統一名以外も加えられている。

エニアグラム性格タイプ呼び名総覧参照

人や本やwebpage等ごとに呼び名は様々、同じ人でも中嶋真澄氏と似た理由で時期や本によって改める場合も

 

実例を少々、左から
『9つの性格タイプ45通りの対人関係』『エニアグラム 性格と本質』『性格タイプの分析』 『Understanding The Enneagram』(『性格タイプの分析』の原書の改訂版)
 
1完全でありたい人・完璧さを求める人・改革する人(Reformer)・同
2人を助ける人・同・同(Helper)・同
3成功を求める人・目標を達成する人・動機づける人(Motivator)・Achiever
4個性的でありたい人・個性を求める人・芸術家(Artist)・Individualist
5観察する人・同・考える人(Thinker)・Investigator
6慎重でありたい人・信頼を求める人・忠実な人(Loyalist)・同
7人生を楽しみたい人・熱中する人・万能選手(Generalist)・Enthusiast
8自分を主張する人・挑戦する人・統率者(Leader)・Challenger
9平和を好む人・同・調停者(Peacemaker)・同

 

より経験を積まれた現在の著者ご自身の目からは大分前に出た『9つの性格タイプ45通りの対人関係』には不備もとのことですが

 

2002/3/1『自分がわかる他人がわかる9つの性格と45の相性』幻冬舎文庫
似たテーマの別の本、カップル間の相性を拡充
2006/2/1『ピタリと当たる9キャラクター別恋の相性診断』メタモル出版
このような楽しい本も

 

私にとってはそれぞれが興味深い本で、また多くの人々にとって相性は関心のあるテーマでは

 

私自身は、それぞれの性格タイプにとって割合自然に合う場合とそうでない場合は確かにある、しかし統合の方向に向かっているそして発達の諸段階が健全な状態しかも双方共にであるならば、どの性格タイプ同士でも相性は良いと云える、と思っている


『自分がわかる他人がわかる9つの性格と45の相性』
〈第6章あなたのタイプとあの人のタイプの相性〉
〈自分のタイプとあの人のタイプの相性〉

264頁“エニアグラムの性格タイプも、あるタイプの男性はあるタイプの女性にひかれやすく、あるタイプの女性はあるタイプの男性に魅力を感じやすいといった傾向はあるようです。けれども、カップルの相性はいちがいに、このタイプとこのタイプの組み合わせがうまくいくとかいかないといったことはいえません〜どのタイプの組み合わせであれ、お互いに相手の性格をどれだけ理解しているかによって違ってきます。お互いが自分の性格のいい面を出しているときは、もともと好意を持って付き合い始めた相手であるなら、ふたりの関係はうまくいくでしょう。カップルの関係が泥沼化するのは、たいていどちらかの精神状態が悪くなり、性格のマイナス面がより前面に出てきてしまうときです”


『ピタリと当たる9キャラクター別恋の相性診断』
〈第4章タイプ別の相性診断〉
〈相性をチェックしよう〉

82頁“たしかに、組み合わせによっては、それほど努力しなくても、うまくいきそうなカップルがあります。逆に、かなり努力しなければ、長続きする関係は難しそうという組み合わせもあります。でも、少なくとも、どちらか一方が、もちろん理想的なのは二人がということですが、相手のことをもっとよく理解していたら、相手が大事にしているものが何なのか知っていれば、相手との感じ方や考え方、価値観の違いがわかっていれば、仮に相性がよくないと出たカップルでも、これから先いい関係に発展していく可能性は大いにあります”